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包茎と性病リスクの関係について

公開日:

男性が知っておきたい衛生と感染症の話

包茎と聞くと、多くの方が「見た目の問題」「異性との関係での悩み」など、外見的な側面に注目しがちです。

しかし、包茎は見た目だけの問題ではなく、男性自身の健康に深く関係する医療的な課題でもあります。とくに見落とされがちなのが、性病(性感染症)のリスクです。

近年、性病の感染者数は増加傾向にあり、自覚症状が乏しいまま進行するケースも多く、早期の予防と対策が重要になっています。

このコラムでは、「包茎がどのように性病リスクと関係しているのか」「どんな病気にかかりやすくなるのか」そして「包茎手術によってリスク軽減が可能なのか」といった疑問に、わかりやすくお答えします。

 

 

包茎とはどういう状態?

包茎とは、陰茎の先端(亀頭)が包皮によって覆われている状態を指します。特に日本人男性の多くが仮性包茎であるとされ、けっして珍しいことではありません。

包茎は主に以下の3タイプに分類されます。

 

真性包茎

亀頭が常に包皮に覆われており、自分でむくこともできない状態。排尿が困難だったり、清潔を保てず炎症を起こしやすいというリスクがあります。

 

仮性包茎

通常時は包皮がかぶっているものの、勃起時や手で簡単に亀頭を露出できる状態。自覚がないまま過ごす方も多い一方で、恥垢がたまりやすく、湿気がこもりやすいため、衛生面で問題になることもあります。

 

カントン包茎

無理に包皮をむこうとすると締めつけられ、亀頭がうっ血してしまう状態。強い痛みや腫れを伴い、放置すると危険です。

 

 

 

 

なぜ包茎だと性病リスクが高まるのか?

包茎が性病リスクを高める理由には、以下のような複数の要因が関係しています。

 

① 湿度が高く、細菌が繁殖しやすい環境

包皮に覆われた亀頭とその周囲は、常に高温多湿になりやすく、汗や尿、分泌物、恥垢がたまりやすい環境です。このような環境では細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、性病の原因となる病原体の温床となる可能性があります。

 

② 小さな傷ができやすく、感染の入り口になる

包皮の内側は非常にデリケートで、性交渉や摩擦によって細かい傷がつきやすくなります。これらの傷から、クラミジア、淋菌、HIVなどの病原体が侵入しやすくなるのです。

 

③ 清潔を保ちにくい

特に真性包茎やカントン包茎では、亀頭や包皮の内側を洗浄することが困難であり、日常的に十分な衛生管理ができない場合があります。結果として、感染のリスクが高まることになります。

 

 

 

包茎でかかりやすくなる可能性がある主な性病

包茎の状態にあることで、感染しやすくなる性病にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を簡潔に解説します。

 

クラミジア感染症

日本で最も多く報告されている性病のひとつです。尿道に感染すると、排尿時の違和感やかゆみ、軽度の分泌物が見られますが、症状が軽いため気づかないことも多いです。女性にうつすと不妊の原因になることもあり、予防が大切です。

 

淋菌感染症(淋病)

クラミジアと似た症状ですが、より激しい痛みや黄色い膿が出ることが特徴です。男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎を引き起こし、放置すると重篤な合併症を招く可能性があります。

 

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルス(HPV)の一種が原因で、性器や肛門周囲にイボができる病気です。包皮の内側や亀頭と包皮の間に湿気がこもると感染しやすくなります。

 

ヘルペス(性器ヘルペス)

性交渉により感染し、水ぶくれやただれ、激しい痛みを伴います。ウイルスは神経に潜伏するため、一度感染すると再発を繰り返す特徴があり、包皮内の不衛生環境が再発の引き金になることもあります。

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

HIVは主に性交渉によって体液から感染するウイルスです。包皮内の粘膜や傷口は、ウイルスの侵入経路となりやすく、感染リスクが上がるとされています。

 

 

 

包茎手術で性病リスクを軽減

包茎手術は、見た目の改善やコンプレックス解消のためだけではありません。性病の予防という観点からも、非常に有効な治療法とされています。

包茎手術により得られる主なメリットは以下のとおりです。

 

清潔な状態を維持しやすくなる

包皮を除去することで、恥垢や汚れがたまりにくくなり、毎日の洗浄も容易になります。

 

性病の感染リスクが軽減される

包皮の存在により高まっていた湿気や細菌繁殖のリスクが減り、傷つきやすい粘膜の露出も制御できるため、感染経路そのものが減ります。

 

パートナーへの感染を防ぐ

自分だけでなく、パートナーに病気をうつしてしまうリスクも減らすことができ、お互いにとって健康的な性生活を守ることにつながります。
WHO(世界保健機関)も、包茎手術がHIV感染の予防に一定の効果があるというエビデンスを発表しており、医療的にも注目されています。

 

 

 

当院の包茎手術は認定専門医の院長がしっかりサポート

包茎は、決して特別な症状ではなく、多くの男性に起こり得るものです。ですが、それを放置したままでいることで、本来避けられるはずの感染症にかかってしまう可能性があるのも事実です。

包茎手術は、自分の見た目やコンプレックスの解消に加え、将来の健康への投資でもあります。正しい知識と医療的サポートで、衛生面・精神面・機能面の改善が見込める大きなメリットがあります。

当院の包茎手術は、自然な仕上がりにこだわった「亀頭直下埋没法」※を採用し、目立たない傷跡と美しい仕上がりを追求しています。

※中央クリニックが学会で発表した治療法です。

 

極細の縫合糸を使い、丁寧な縫合法で施術を行うため、ツートンカラーになりにくいのも特徴です。また痛みが心配な方のために3種類の麻酔を用意しておりますので、安心して手術を受けていただけます。

カウンセリングからアフターケアまで、すべて認定専門医の院長が一貫して対応。研修医やアルバイト医師が施術を担当することは一切ありません。

 

完全予約制でプライバシーにも最大限配慮しておりますので、初めての方でも安心してご相談いただけます。

 

包茎についてお悩みの方、性病のリスクを減らしたいとお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

 

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【記事監修】
水戸中央美容形成クリニック
院長 宮崎 浩彦

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監修医師紹介

水戸中央美容形成クリニック

院長 宮崎 浩彦

  • 日本美容外科学会専門医
  • 日本アンチエイジング外科学会認定医
  • 日本形成外科学会 日本美容外科学会
  • 日本美容皮膚科学会 日本レーザー治療学会
  • 毛髪診断士

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